架空のワイヨールbot

@wil_mur
「銀の稲穂団」ルンペリ・ワイヨールがいずこかで何者かに何事か喋るだけのBotです。
📍いずこにあれども彼はおしゃべり

あ、おはようございまーす。眠れたかな。私は目がショボショボだよ……コーヒー入れようか。今日は砂糖いるの? 
ん、起きてきた? おはよう。天気が悪いとテンション下がるよね。牛乳が温まってるよ、座りなよ。
……っはい!? あハイおはよう。いやーすっかりお腹空いちゃって。早く食べよう、ね? こんがりパン食べるよ! トマトを切ってレタスに乗せるよ! レッツドレッシーン!
おはよーう! 朝カレーの日だよぉ! ほらぁ見てダム状に盛っちゃった! いただきます! おかわりしちゃうぞ! はははそーれ決壊ーッ!
……あっ。うん、あのねえ、ご飯を炊こうと思ったらお米がなくてですね……打ちひしがれてて……お米……あああ……お米が……忘れたなんて……。
おはよう。うん、今日は食欲すごく控え目なんだ。珍しいこともあるものだよね。今はミルクティーを作ってます。朝ごはんはラピュタパンでもいいかな? オッケー、食パン切るね。厚めがいい? 薄め? はいはい。
んあー、おーはよー……いやー何って、徹夜だよー。昨日の夕方。夕方だよ? 突然手伝えって。午前中までにって。ひっどいよね、人を何だと思ってるんだよぉ。穴という穴を針山にしてやりたいよね。なっちゃえばいいのにさ針山に。あっ、してやろっか! そうだそーしよっと! ヘイやる気出てきた!
おっと、そのジャムは待って。私の私による私のための常温上等砂糖ガッツリバカ甘ジャムだけど大丈夫? 朝っぱらから一日を台無しにすることないんじゃないの?
あー、すっごくいい天気だね。虫干しには絶好のいいお日様だなあ。今日の仕事は捗りそうだ。ん? ああ、図書館に本のお手入れのバイトだよ。言ってなかったっけ。
んっ? ああ、今日は何をしたらいいかなぁと予定を組み立ててたのよ。面倒なことから先にやろうかな。実家から届いた謎の箱を開けてしまわないと。何の前触れもなく届いたんだけど、何だろう?
いやぁ、ひどい嵐だったね。テントが吹っ飛ぶかと思ったけど、何とかやり過ごせたみたいでよかったなあ。あたりの景色も少し変わってしまったかな?……私たち、あんな夜をよく過ごしたものだね。眠れたかい?
嵐が抜けると空が澄んでて気持ちがいいね。何となく空も高く見えるよ。スー……ハー……ああ、こういうときにお煙草いただきたいもんですなぁ〜。
ブレロは今日は実家だよ。シンシアニーと出かけるんだって。どこだと思う? なんと競馬場だよ。何そのブルジョアお出かけスポット! 革命の対象だよねぇ。打ち壊すべき?
ん、昨日の晩あれから? いやもうブレロが怒って手が付けられなくなってですねえ……結局バカ高いヤツを一杯奢らされたよ。そんなに悪いわけじゃないと思うんだけどなあ。
うん、今回の魔除けはうまく効くんじゃないかな? もう悔しいから丁ッ寧に晒した絹糸作って縫ってみたんだ。覿面に効くよぉ! ……多分、多分ね? きみにルーンの加護がありますように。
そういえば知ってるかい。ギノの好きな珈琲屋さん、言うとキャラメルの量増やしてくれるらしいよ。昨日は舌が焼けるかってくらい甘くてさー、ギノしか飲めてなかったんだ。私がダメって相当だぜ? 口が砂糖になるかと思ったよ。
いてっ……あは、針刺してしまった。慣れてるつもりでもやっちゃうもんだね。あ、大丈夫だよ。診てもらうほどじゃないから。うん、ありがとう。モモは優しいね。
あ、爪が黒い? そうなんだよ、糸を染めたらね、染料でこんなになったのさ。染めた糸はお守りを作るのに使うよ。えっ? そりゃバリバリ効かせますともさ! 怨念込めちゃうぞ!
三属性の根底にあるのはね、風。空気なんだ。我々は大気に彷徨う元素を震わせて三属性を呼び起こすんだ。絶界雲上域の紋章を思い出してごらん。四つで一組だっただろ? 紋章の力を風に乗せているんだよ。気球艇に乗りながら、私たちは術を刻んだんだねえ。
そりゃルーン文字にも意味はあるけど、文字だけで使うものではないんだよ。だって文字だからね。文字よりも単語、単語よりも文章、文章よりも心だよ。短いか長いか、それは元素と相談しながら決めなくちゃいけないよ。
うん……発音はね、綺麗だと、元素も震わせやすいんだけど……ときどき噛むのは舌のある生き物の宿命だからねえ……。うん、諦めなさいな。
えっ、占い? 占ってほしいって言ってるの? えぇー知らないぞ。私のは、よぉ〜く外れるからな! 祭り屋台の紐クジのほうが当たるってくらいさ。だから恨みっこなしだよ? ――コホン。さて、ルーンの石がここに入ってるよ。何が知りたいんだい?
占いの何がダメってさ、17分の1なんだよ? 確率で出てきた石ころ一個に運命委ねるのが気に食わないのさ。人生そんな楽チンに済むわけないでしょうが。自力で頑張れよ、自力で。相談なら乗るからさ? 別に飯おごれなんて酷いこと言わないから。
きみが魔物に張り付いてるとさ、足止めしてもらえてすごく助かるんだよ。やっぱり的に動かれちゃうとさ、当たるものも当たらないじゃないか? そりゃ貫通とか拡散とかも一瞬で判断しなきゃだし、ルンマスもなかなか大変だけど。前衛あっての我々ですよ。ハイ。
四つの迷宮を繋いでいたあの長〜い通路……あれさ、本当〜に人のための道だったと思う? たまにさ、考えるんだよね。何か違うものを繋ぐためのものなんじゃないかな? って。例えば元素とかをね。
ん? うん、迷宮についてまだ考えててね。だってただ繋ぐんなら地軸を使えばよかったじゃない? けれど地軸は街と迷宮を繋ぐだけだろ? 古代人ができなかったようには思えないんだよねぇ。
マドカー、きみんとこが新しいうがい薬出したの知ってる? うんそれそれ、緑と白のラベルのやつ。あれさーとんでもなくマズイんだよ。何とかならないの? ……味の要望は聞いてない? そうかぁ……うがいが楽しくないのよ……。
どうしたマドカ? え? ――ほら見たことか。言ったでしょ、極めつけにマズイって。あんな瀝青みたいな味のうがい薬、そりゃ廃版必至でしたわ。消費者の意見は聞いとくものですよ? お父上にお伝えくださいよ、美味しいのがいいって。ベーコン味とかさ。
基本的にオーバーサイズなんだよ。もっとこうさあ、脇のところが全部余ってるんだよねえ。そうそれ、そこをもう少しさあ、つまんでみな? うん、すごくスッキリするよ。……キツい? きみは少し慣れろよ。ダルダル過ぎだよ。故郷でどんなだったのさ? ――えッマジでッ?
ん? あはは、食べすぎてる? ごめんごめん、お腹空いちゃってたもんだから。きみも負けずに食べて頂戴――もう一枚食べよっと。オイシイよね、これ。今回のクッキーはおいしく焼けたよね。
―― ―― ―― ハイ!? はいはい、いつもの「瞑想」でした。ただいま~。今日はねえ、ずいぶん荒れてたね。髪の毛ボッサボサになっちゃったよ。あ、今は平気だね、整ってるね。そりゃそうだ。こっち現実だ。あはは。
三竜はさあ、冥竜を封印するために存在したんだよね? そして三竜の上位に存在する神竜って……やっぱり気になるよね。人に干渉しないのが竜らしいけど、冥竜を討つために差し向けられた使者がいたろ? 竜っていうのは計り知れないねえ。
ねえ、バナナってさ。普通そのまま皮剥いて食べるじゃん。でもさ、皮剥く前にボキッてふたつに折ってる人を初めて見ちゃってさ! バナナ折っちゃうのかよ! 考えたこともなかったよ! 思い込みはよくないよなぁ〜。
私たちも相当強くなってきたじゃない? だからひとりギルドも憧れない? ワールウィンド、ウィラフ、キルヨネン……って名前上げると、やっぱり錚々たるメンツだね。私は凡人だから銀の稲穂団でやっていくのが一番いいかもしれないや。旅に道連れは必要だよね。
……何言ってるの? 安コーヒーなんか泥水じゃないの。
……泥水に砂糖混ぜても泥水だよ。牛乳混ぜても泥水なの。諦めなよ。
糖分。糖分摂取しないと。糖分だ。炭水化物でもいい。お腹空いた。キレそう。
黙らっしゃいッ! 邪魔するやつは全員劫火でぶっ飛ばすッ! おれに飯を食わせろ! そこ退け焼きウサギにするぞ! ネコは可食部が少ないから不可だ!
はい、はいはい。じゃあアリアドネの糸使うよー円書くよー。…… …… ホイできた。内側入りなー。いくよ? せーのっ!
はいはい、アリアドネの糸ね。はいシュルッと……ッ切れた! えっ何!? 切れたよこの糸! はあ!? 帰れるの私たち!?
…… ……帰れてよかったね、私たち……。アリアドネの糸は切れてても使えるんだね……。ベルンド工房には抗議だなぁ、これは。
ねえ、本当にこの状況いいわけ? 気のせいかなあ、一人二人くらいブッ倒れてる気がするんだけどぉ?
んもう、フォートレスが真っ先にブッ倒れてどうすんだっつーの。しゃーないなぁ。――セイ、いくぜ始原の印術・修練度8だ!
……ない。アリアドネの糸が、ないです。ないですねえ……。えへへっ。だ、大丈夫だよね? ……ね? 大丈夫って言ってくれよ。
あ、やばっ。糸忘れてきてる!
っ! ちょっと待って待って! 糸買い忘れてきた! ――はー、すぐ気づいてよかったよ。
はっ? 糸がない!? どうすんのよそれ、もう息切れてきちゃったぞ……。はぁ……まあ、何にせよちょっと休ませてよ。疲れちゃったよ。
まつげ? ああ自慢じゃないけどすごく長いよ。白いから目立たないけどね。何しろマッチ棒が乗るから。やってみる? 貸してみな?
はあ、私に腕相撲を挑もうってわけね。腕力ないと思ってなめてるんだろうけどな、握った瞬間雷撃バチンといく可能性もなくはないんだぜ? で、一番弱い私に何を頼みたいっていうのさ? 早く言えよ。
サブインペやるとさ、確かに効率がよくなってお腹も空かなくなったけどもさ。何だか食べる楽しみっていうか、失われたような気がするよねぇ。こんなに効率考えないと生きてけない帝国って……よほどの不毛の地なんだろうね。少し可哀想に思えてくるよ。
嵐のくる予感がするよ。大気がざわついてるからね、きっととても大きな嵐だ。私でもわかるんだから他の印術師はもっと――ニョッタ? 大丈夫かい。ずいぶん顔色が悪いよ。今日はもう帰ったほうがいいんじゃないか? 一人で帰れる? 送って行こうか。
んふ? しーっ、ホラあそこでさ、ギノとレリがじゃれて遊んでるんだよ。んもー誰も見てないと思ってさあ。かっわいいなあ。あっリボン盗んだ。あっ仕返ししてる。んふふ。私? 私はただの出歯亀よ?
あ、よくないニオイのするものだね? これはダメです、私が預かって然るべき管理の元、適切に処分するから、速やかに渡しなさい。……揚げたてドーナツをひとりじめしようたって、そうはいかないぞ! ひとつちょーだい! おいしい匂いさせるな!
男性は左手、女性は右手、とロッドを持つ手は概ね決まってるんだ。「指し示す手」と呼ぶんだけど、なぜ性差があるかはまだ謎なんだよね。しかも利き手と指し示す手が同じだと印術の効果が高まるんだ。女性に生まれただけで既に才能なんだよ、羨ましいなあ。
その通り、元素に好かれる声ってあるのさ! 声のいい人はそれだけで才能だよ。ニョッタの澄んだ声なんてストライクゾーンまっしぐらだね。わかるだろ? 元素の好きな声は人間も好きさ。
え、きみ? きみはその下心満点感をもう少し繕えよ。
印術をみだりに使うことは法に反するんだ。けれど何よりも倫理にもとるんだよ。だってやろうと思えばいくらでも卑怯ができるじゃない? 卑怯を覚えた人間はどこまでも卑怯になれるから。血を使ってはならないというのも、同じこと。印術は道徳でもあるんだよ。
うん、私が教えられるのはここまでだ。ばっちり基礎を網羅したから、あとはきみの実践次第だよ。やれば必ず聖印は刻めるようになるから。めげずにやってごらん。楽しみにしてるよ。
リンクプラスサンダーで天雷ぃ! ヒャッホイ! お祭りだー! 踊っちゃうぞ! そぉい、聖印刻め! 光れ、私のルーン!
お? そうだね、予定より早く進んでるね。喜べよ、きみの飲み込みがいいせいだぜ? うん、字が読めなかった人の学習ペースとは思えないくらい早いよ。きみ、地頭よかったんだな。印術に出会うのが遅すぎたねえ、もったいないな。
……やや別種の話になるけど。血で印術を使わない印術師が本当にいるのかな、とも思うのさ。だって人間は血と肉と心でできてるんだよ。すでに宿っているものを使わずにできることなんて、本当はないんじゃないのかな。知らないうちに当然使ってるんじゃないのかな?
ん、どうして迷宮で印術の暴力が許されてるか? そりゃきみ、なぜ弓を射るかってのと同じ質問でしょ。そして謎を知りたいから、わざわざ行ってしまうのさ。……フフン、わかればいいのさ。いや心は痛むよそりゃね?
ギノロットやったぜ、デモンドレイクが出たぞ! ……バカ、聖加護の後で殴――いつも……言…… ……っ ……。
あー、花だー。花見るとさー、いっそ爆炎ブチかましたくなっちゃうんだよね……はーあ。心の中はとっくに大火事よぉ。リーダー、聖加護と踊りよろしくねぇ。セイ、稲妻カモン!
輝けッ! 私のルーン!
あっハイ「私」? ハイうち女家族だったものでおれおれ言ってたらかなり浮きましてですね……とは言え私も男性ですんで時々地が出るんでしてですねぇ。……ハイ、これといった意味はええ、ハイ。ないですね。ほんとだよ。
いやいや稀に思われるけど男が好きとかでもないよ? 何回考えてみてもダントツで女性が好きだねー。そういうつもりならもう少し着飾りたいもんなぁ。っていうかその前に太りたいし日に焼けたいよね……あれ、思いのほか心えぐるよ? 何の話だっけ?
ウチの家族? 父、母、姉、姉、私、妹なのよ。まぁ姉と妹に虐げられて生きてきたよね……。フフ……はは。ハァ。
父? 天文学者だったのよ。色々教わったけど、夜空眺めて計算してって毎日が性に合わなかったのよね。んで、本棚に何冊か印術の本があってさ、それ見たのが始まり。だって不思議だろ? 目に見えないのに起きちゃうんだぜ? なんで? 子供ウケはバッチリよ。
うん、望めば私も親父みたいな天文学者になれたろうけどね。端的に言えば、興味なかったのさ。天文は大体答え一つしかないのが、つまんなかったのよねえ。代わり映えしないじゃない。
印術は複雑にすればするほど個人の世界に突き進んでいくから。それが何だか職人みたいで楽しいんだよね。私にしか起こせない天雷、なんていうのがあるんだぜ? 印術の好きなのはそういうところさ。
あーいや母はまったく普通の母親です。フライパンを育てるのが上手な人でねえ。ご近所さんのフライパンまで面倒見てたよ。私の家事力はあの母の遺伝だね! 針仕事も母の影響なのさ。やればできるっていう黙々感が好きでさ、一緒にやってたよ。
姉? 私の姉たちのこと? いいよ、そういう話はさあ。……こう……人生で最初に学んだ数の暴力っていうか、食べ物の恨みは一生ものだからさあ……私が食い過ぎだとしたらアイツらのせいだよ絶対……。
妹はねー、かわいかったよ? 姉たちの言うことを聞かなければ。何というか男一人だと虐げられるよね。あっ親父? 親父はもう諦めてるから。ハイハイ言うだけだから員数外。そりゃ娘はかわいいだろうしさ。
新しい環境に来るとさ、いつも誰かがウィルってあだ名をつけてくれるんだ。でもなぜだか知らないけど定着せずに消えていくんだよね。
痛っ、痛たたたたたた痛い痛いってマドカぁ! 無理無理無理50度以上はまだ上がりません上がりませんから! リハビリしたくなくなるから! やめてって……やめろっつってんでしょーがっ……うわ! だあああああああ!
やっ、ただいま! 里帰りから帰ってきたよ。いやぁ自由に食べられるって素晴らしいねー。実家に帰るとさ、印術使うなって言われるのよ、人より無茶苦茶に食べるから。切ないよね、人生の五割くらい奪われた感じするよね……。でも食べてないのに太るんだな、これが。印術どんだけなんだよ。
うん? いやだな、いくら燃費悪くても印術はやめないよ。だって自分の身に置き換えて考えてみなよ。時間の無駄だからって本を読むのをやめるかい? 手間がかかるからって花を植えるのはやめないだろ。おんなじだよ。
ヘーイ! 印術仲間から搾りたての菜種油をもらったからドーナツ揚げたよぉ! みんなで食べようぜー! 自分で言うのもなんだけど、すっごく美味いから! フフ、油脂と炭水化物と砂糖がコラボー。ハチミツー、チョコレートー。ホイップクリーム!
……死んでしまったんだよな、件の学者。一度会って話を聞いてみたかったな。